この記事を読むと、具体的なサンプルで、if文の書き方が分かります。
例えば、以下のような悩みが解決できます。
if文の基本的な構文を知りたい。
if文のサンプルコードが知りたい。
また、if文を書く場合のコツが分かります。
if文を書く際に、気をつけること。
if文を書く際に、やっておいた方が良いこと。
if文の基本構文
if文は、if、elif、elseの組合せで書くことができます。
elif、elseは省略することもできます。
if 条件1:
条件1が真の場合
elif 条件2:
条件2が真の場合
else:
条件1、条件2と偽の場合
条件1、条件2、その他の順番で条件が確認されます。
elseは、省略可能ですが、条件の記載漏れを防ぐため、なるべく記載した方がいいです。
説明だけでは、分かりづらいので、具体的なサンプルコードと、実行結果を次で確認できます。
サンプルコード1
a = 11
b = 20
c = 30
if a == 10 :
print( f' a= :{a}')
elif b == 20:
print( f' b= :{b}')
else:
print( f' c= :{c}')
実行結果
b= :20
a = 11のため、if文の条件にはあいません。
b = 20のため、次のelif文の条件にあうため、print( f’ b= :{b}’)の実行結果が表示されます。
サンプルコード2
a = 11
b = 25
c = 30
if a == 10 :
print( f' a= :{a}')
elif b == 20:
print( f' b= :{b}')
else:
print( f' c= :{c}')
実行結果
c= :30
a = 11のため、if文の条件にはあいません。
b = 25のため、次のelif文の条件にもあいません。
そのため、その他のelseの条件にある、print( f’ c= :{c}’)の実行結果が表示されます。
条件で使用する論理式
if文でよく使われる論理式は、以下のとおりです。
a == b # aとbが同じ場合
a != b # aとbが違う場合
a > b # aがbより大きい場合
a < b # aがbより小さい場合
文字列の条件指定
文字列は、[開始位置:終了位置]で文字列中の文字を指定することができます。
終了位置を省略すると、最後まで指定したことになります。
また、開始位置にマイナスを指定すると、後ろから指定することができます。
a = "abcdefgh.txt"
print( a[0:4])
print( a[1:4])
print( '*****' )
print( a[2:])
print( a[2:3])
print( '*****' )
print( a[-4:])
print( a[-4:3])
print( a[-4:-3])
print( '*****' )
実行結果
abcd
bcd
*****
cdefgh.txt
c
*****
.txt
.
*****
pass文を使って、処理しないことを明記する。
passも覚えておくと、役に立ちます。
特に、条件漏れの無いように書きたいため、条件に該当しない場合は、処理しないことを、pass文を使って記載しておくと、抜け漏れの無いプログラムを書くことができます。
a = 11
if a <= 10 :
print( f' a= :{a}')
else:
pass
実行結果は、何も表示されません。
しかし、条件に該当しない場合に、何もしないことを明示的にしておくことができるため、バグを防ぐ効果があります。