Pythonの学習をはじめて、最初に知っていれば、理解が早かったことがいくつかありました。
とりあえず、はじめてみるのも良いですが、この記事を読むと、早く理解を深めることができます。
この記事を読んでから、プログラムを作り始めてください。
知っているだけで、学習の理解が早まります。
基本的なルール
pythonのプログラムを作成するため、基本的なルールを初めに覚えましょう。
ファイルの拡張子は、「.py」とする。
Pythonで記述されたファイルは、拡張子を「.py」とします。
Visual Studio Codeでも拡張子で、補完機能が有効となるため、はじめに覚えておきましょう。
インデントで、関数の範囲を指定する。
関数宣言(def)、繰り返し(for)、条件分岐(if)などの関数は、関数が有効とする範囲(行)を意識する必要がありますが、Pythonの場合は、インデント(半角4つの字下げ)で指定します。
インデントで指定するメリットとして、人によって、書き方が異なることがないため、分かりやすいプログラムになります。
デバッグ実行ができるため、エラー箇所が分かりやすい。
テキストで書かれたプログラムが、実行の際に解読されながら実行されるため、プログラムの実行順序や、エラーとなった箇所(変数、関数)、エラー時の変数の値が確認しやすい。
プログラムを作成する際も、デバック実行ができるため、変数の内容を確認しながら、プログラムを作成することができます。特に、条件分岐(if文など)で条件に入らない理由などを調べる際には、ブレークポイントを指定して、ステップ実行を使うと、変数の内容を簡単に確認できるため、とても便利です。
ディレクトリ、ファイル名には、日本語を使わない。
ディレクトリ、ファイル名には、アルファベットや、数字を使うようにしましょう。
エラーとなる場合があるため、最初から使わない方が、簡単です。
パス指定は、「/」で記載する。
ファイルの読み書きなどで、パスを指定する際、「¥」を使いますが、特殊な文字として扱われるため、「/」(スラッシュ)で記載する方法が簡単です。
別の方法として、「¥¥」と記載する方法もありますが、読みづらくなるため、あまりお勧めしません。
コメントは、「#」と「””””」で記載する。
1行のコメントは、行の頭に「#」を付ける。
複数行のコメントは、「”””」(ダブルクォーテーション3つ)で囲む。
インデントを意識して記載する必要があるため、開始位置に注意してください。
サンプルプログラム
簡単なプログラム例を示します。
"""
サンプルプログラム
画面に繰り返した番号を表示するプログラムです。
"""
import sys # sys関数を読み込む
def test_1():
for i in range( 1, 10 ): # 1から9まで繰り返す
if i == 10: # 10になったら
log_print( " i=", i )
sys.exit() # 強制終了
else: # それ以外は
log_print( " i=", i )
def log_print( p1, p2 ): # 件数を出力する
print( f' カウントは、 {p1} {p2} です' )
if __name__ == '__main__': # このファイルを直接実行された場合に、実行される関数
test_1()
サンプルは、よく使われる関数を使っているため、プログラムの基本構造が分かりやすいと思います。
- 関数の読み込み(import)
- 関数の宣言(def)
- 繰り返し(for)
- 条件分岐(if,else)
- 関数呼び出し(関数名(p1,p2)) 引数ありの関数の呼び出し
- 強制終了(sys.exit())
サンプルプログラムを貼り付けて、実行すると、以下の結果となります。
カウントは、 i= 1 です
カウントは、 i= 2 です
カウントは、 i= 3 です
カウントは、 i= 4 です
カウントは、 i= 5 です
カウントは、 i= 6 です
カウントは、 i= 7 です
カウントは、 i= 8 です
カウントは、 i= 9 です
よく使う関数
サンプルプログラムでは使っていませんが、以下の関数もよく使います。
5秒まつ
import time
time.sleep(5)
この記事の次には、繰り返し(for文)、条件分岐(if文)の使い方を理解するのがお勧めです。